SDGsの取り組み

持続可能な開発目標(SDGs)、通称「グローバル・ゴールズ」は、貧困に終止符を打ち、地球を保護し、すべての人が平和と豊かさを享受できるようにすることを目指す普遍的な行動を呼びかけています。
SDGsは貧困、気候変動、紛争など、私たちの世界が抱える喫緊の課題のいくつかに取り組むための共通の計画とアジェンダを私たちに提供しています。

NMDとSDGs

日本磁力選鉱では、リサイクル企業の一員として環境の保護・持続可能な資源の開発等を行ってまいりました。これらの取り組みとともに、SDGsのそれぞれのターゲットへ取り組んでおります。

NMDの事業内容 SDGsの取り組み
鉄鋼関連事業
製鉄所では鉄鉱石、コークスなどを原料として鉄を生産していますが、その際必ず副産物として「スラグ(不純物)」が発生します。 その後、鉄は製品として加工されますが、残ったスラグは何もしなければ不要物となってしまいます。 当社ではこのスラグを独自の技術を用いて破砕・選別を行い、資源として回収し製鉄やセメントの原料としてリサイクルしています。
プラント設備 自社製造の磁力選別機
非鉄関連事業
鉄に炭素以外の成分を加える事で、様々な機械的性質を向上させることができます。 ニッケル、モリブデンなどの元素を少量含ませることで、元々の鉄よりも強度が増し使い道を広げることが可能になります。 これらの鋼材の加工くずを原料として再利用することで、新たに採掘する原料の消費を抑えることができます。
特殊鋼注型作業 成型された特殊鋼製品
環境関連事業
当社は自治体と連携して小型家電の再資源化に取り組んでいます。 パソコン、携帯電話、ゲーム機などの家電を機械処理し、金、銀など希少価値の高い金属が含まれる基板を回収しています。 また、近年では業界に先駆けて小型家電や携帯電話などの充電池からニッケルやコバルトなどを回収する事業も行っています。
プラント設備 リチウムイオン電池
選別機器事業
選別機器事業は当社の起こりとなった事業であり、創業以来7000台以上の磁力選別機を世の中に送り出しています。 設計、製造はもちろんですが自社の生産工場で自社開発の磁力選別機を使用しているのは業界では唯一当社のみです。 当社の磁力選別機は国内各地の工場・ごみ処理場などで稼働しています。
原田式交流磁力選別機(1号機) 圧延油の除鉄設備(HIGAMS)
研究開発
稲作の効率化(水稲直播)を目的とし、高炉水砕メタルを原料とした稲種子コーティング用鉄粉の研究開発を行っています。 より安全で安価な稲種子被覆用鉄粉を開発し、各所の協力をいただきながら実証試験および販売ルートの開拓を行っています。 リサイクル原料を使用した水稲直播を世間に普及し、稲作の生産性向上・効率化の一助となるよう取り組んでいます。
鉄粉コーティング後の稲種子 水田への直接播種
人材育成
日本磁力選鉱では業務に必要な資格や技能習得に向けた研修を行っています。 研修は階層別に適した内容で効果的に身につけることができます。 また、通信教育受講補助制度、資格受験費用補助制度、難関資格の取得には報奨制度を設けており、 社員の積極的なチャレンジを後押ししています。
各種技能講習 技能コンテスト
福利厚生
日本磁力選鉱は社員一人ひとりが安心して働くことができる環境や制度づくりを進めています。 日常生活の安心・充実が仕事で成果を生み出し、やりがいや生きがいを感じることで社員個人の成長、会社の成長の原動力となります。 多種多様な福利厚生を充実させることでワークライフバランスの実現を目指します。
寮外観(福岡県苅田町) 社員旅行

日本磁力選鉱ではSDGs活動を通じて、持続可能な環境資源の有効活用を目指してまいります。